意味・定義・単位の解説

【ダイヤモンド4C評価基準】

ダイヤモンドの価格に影響を与える4C評価基準・ダイヤの相場・価格変動の可能性について入門者向きにわかりやすく解説しております。

◆ダイヤモンド4C評価基準の解説(もくじ)

◆ダイヤモンドの価格に大きく影響を与える4つの要素(4C)

 婚約指輪の相場は「給料の3ヶ月分」が一般的な相場ライン。

 そんな言葉を耳にされた事がある方も多いのではないでしょうか?

 ほんの一昔前までは婚約指輪の相場は給料の3ヶ月分という概念が当たり前に通っていた時代もあったのです。

 尚、現在はこの3ヶ月という相場?と言うよりも婚約指輪に対する概念そのものが大きく変化してきております。

 これは婚約指輪に多額のお金をかけるよりも2人で一定額まで貯金をし婚約指輪も無理のない範囲で2人で設定した金額内の指輪に決めるという風潮が主流となってきている為です。

 尚、この婚約指輪の金額に関しては女性が主導で決めているケースが大半であるというから驚きです。

 プロポーズの甘い言葉よりも現実を直視している女性が増えているという事なのかもしれません。

※婚約指輪の相場は給料の3ヶ月分というのは昔の話

 世界一の長寿国となり将来的には若者一人が6人〜10人もの高齢者を経済的に支えなければいけない時代が来る事が確実視されている日本です。

 長引く不況や将来が見えない日本の若者のこのような風潮は当然の流れなのかもしれませんね。

 とは言え、やはり婚約指輪は2人で決めたとしてもそれ相応の価格がするものであることには変わりありません。

 その為、婚約指輪は結婚指輪よりも一般的に価格が高いものが多くなります。

 では、婚約指輪の決め手となるであろうダイヤモンドリングの「ダイヤモンド」そのものの相場はどうなっているのでしょうか?

 ここでは指輪のプレゼントを検討している方は絶対に覚えておきたい知識とも言えるダイヤモンドの価格に大きな影響を与える「4C」と呼ばれる指標について確認していきましょう。

◆ダイヤの相場は時価だけでは決まらない

 ご存知の通り鉱物などの有限資源の相場は、「時価」と呼ばれる評価でその時代や経済状況によって大きく変化しております。

 近年であれば携帯電話やパソコンなどの需要の高騰により「レアメタル」の価格が高騰したり、リチウム充電池を使用するハイブリットカーや電気自動車の台頭によってリチウム資源の高騰が続いていることからも、多くのニュースを通じて鉱物が一定の価格ではなく時価であることは体感しやすい時代となってきております。

 石炭などの化石燃料においては世界一の輸出国であった中国が急激な経済発展に伴い、火力発電に頼りきった成長を続けた結果、とうとう石炭などの埋蔵資源の輸入国となり化石燃料の世界相場を大きく変動した事も記憶に新しい事です。

 しかし、ことダイヤモンドの相場の基準に関してはこのような需要と供給、埋蔵量と採掘量という要素だけで価格が決まるような事はありません。

 これは装飾品・ジュエリーに用いられるダイヤモンドにはもうひとつの基準である「4C」と呼ばれる概念も関係してくる為です。

◆先物相場の高騰が続いた理由

 ダイヤモンドのカラットは、質量及び重さを示す単位です。

 大きなものであるほど基本的に希少価値が高まる為、価格が高騰しやすい傾向にあります。

 2006年〜2012年にかけて、急激に「金」「銀」などの先物相場が国際的に跳ね上がったのは、貨幣の価値が少しずつ危惧されるようになった証です。

金本位制度とは?(図)

 これは過去の歴史でも何度も繰り返してきたように金本位制度時代の価値基準が見直されつつあることの証であるとも言えます。

 特に金に関しては地球上に埋蔵されているとされる総量の80%以上が既に採掘されているため、全体としての流通量が今後大きく変動する事が見込まれない資源でも為、希少価値が高く、銀の高騰に続いて今後は更に金の価格高騰が続くかもしれません。

◆ダイヤモンドの価格相場

 炭素の同位体は実に2000種類以上あり、同位体からなる物質を含めると地球上には数えきれない程の炭素元素から成る物質があります。

 中でも地球上に存在する物質の中で最大の硬度を誇るダイヤモンドは希少価値の高い鉱物でありやはり金や銀と同様に相場の高騰を迎える時代が訪れる要素を持っております。

 桁違いのインフレ現象の発生を歴史は度々繰り返しており、そして今現在も世界に目を向ければ過剰なインフレ現象が発生している国があります。

 「永遠の輝き…」と謡われるダイヤモンドではありますが、もしダイヤの価格の高騰が続けば、「婚約指輪はダイヤモンドリング」という常識が覆される時代も来るのかもしれません。

 尚、話は戻りダイヤモンドの価格の決定要素には、このような相場だけでなく4Cと呼ばれるダイヤモンド独特の価値基準がある点を覚えておく必要があります。

 これから結婚を控えている方。また結婚記念日にダイヤモンドリングのプレゼントなどを考えている方は後述する「重さ」・「色合い」・「研磨」・「クオリティー」に関する4基準について把握しておきましょう。

◆4Cの解説(重さ・色合い・研磨・クオリティー)

 ダイヤモンドの価格に大きく影響を与える4つの要素は「4C」と呼ばれます。

 この4Cを覚えておくだけでも宝石店での会話で店員の対応が大きく変わってくる可能性があります。

 せっかくですから、ダイヤモンドの評価を決める価値基準について学習しておきましょう。

 尚、4CのCとは文字通り英語のスペルの頭文字からきております。

 以下は4Cの分類とスペル、評価の仕方についてを簡潔にまとめた一覧表です。

【ダイヤモンドの評価基準4C】
番号分類スペル評価基準
@重さCarat一般的に大きいほど希少価値が高く価格が高騰しやすい。
A色合いColor一般的に無色透明に近いほど価値が高いと評価される。但しピンクやイエローなどダイヤモンドの色によっては人気があるためこの限りではない。
B研磨Cutカット面の評価。
Cクオリティー(品質)Clarityダイヤモンドそのもののクオリティー。傷の有無、透明度など。

◆4Cはより細かくグレード化されているケースもある

 4Cに関しては各々グレードが設定されているため通常は、この4Cのグレードを総合評価してダイヤモンドの価格が設定される事になります。

 色も形も同じように見えるダイヤがあり価格帯に大きな違いがある場合は、この4Cによる評価が異なっているはずです。

 ジュエリーショップ等でもし店員と話すことができる機会がある時は、一度4C評価について尋ねてみると良いでしょう。

 尚、このグレード基準は宝石を販売するメーカー等によっても判断基準が若干異なるケースがあります。

 4C評価基準よりも更に細かいグレードに分類されている場合もあれば、逆によりわかりやすく大きく分類されているメーカーもあります。

 もし、ダイヤモンドを見る機会があれば、以上の4Cに関する知識を身に着けておくと少しだけダイヤモンドの見方が変わってくるかもしれません。

 知っておいて損のない雑学知識であると言えるでしょう。